当財団は、50年にわたる医療事務技能審査事業を通して、医療事務技能の向上と平準化を推進するとともに、医療事務職の社会的経済的地位の向上に努めております。
特色
50年の実績と信頼
医療機関の収入に直結する診療報酬請求事務、良質なサービスの提供としての患者接遇など、医療事務職にはより質の高い専門技能が求められています。当財団では「審査基準および細目」等の試験制度を厳密に策定したうえで、適正な能力評価を行っており、医療機関においては人材採用時の信頼性の高い評価基準として、医療事務学習者にとっては到達目標として、医療事務従事者からは技能の証明や向上目標として活用されています。
「公益社団法人全日本病院協会」と事業提携
試験の公正・適切な運営を図るため、病院団体・公益社団法人全日本病院協会と事業を提携しています。医療界をはじめ関係各方面より信頼を得、医療事務関連試験のスタンダードとして評価されています。
最大規模の全国統一試験
昭和49年度からの50年で総受験者数は171万人、合格者数は99万人を超えています。本試験を団体で受験する教育機関等(専門学校や短大、大学、職業訓練校等)も数多く登録されており、医療事務関係としては最大規模の試験となっています。
医事現場のニーズに対応した試験内容
“患者中心の医療”という考えが浸透するなか、医療界では患者サービスの向上への取り組みが進められています。当財団では実務で必要とされる技能者の養成を図るため、診療報酬請求事務技能はもちろん、窓口業務等で求められる患者接遇の技能も試験科目に採り入れています。すでに医療機関等で業務に従事されている方の技能の確認・向上にも適した試験内容です。
「メディカル クラーク®」の称号を付与
医療事務技能審査試験の合格者には「メディカルクラーク」の称号が付与されます。この称号は、診療報酬請求事務業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を備えていることを証明するもので、現在数多くの「メディカルクラーク」が、全国の医療機関で活躍しています。
能力評価事業の基盤
医療事務技能審査試験のほかに、医療事務に関連する技能として医師事務作業補助、医事オペレータ、クリニック事務、調剤報酬請求事務、ケアクラーク等の各資格試験/技能認定を行っています。
当財団では、医療事務技能審査試験を基盤として、関連する資格試験/技能認定を機能的に関連づけることにより、総合的な能力評価システムを築いています。